伊藤さんのNZ自転車旅‐マウントクック国立公園編1/2

久しぶりの伊藤さんの自転車旅です。実は伊藤さんはNZ縦断を果たし、もう日本に帰られていますが帰国後も最後の旅の様子をまとめて送ってきてくださいましたので、こちらに引き続き掲載させていただきます。過去の自転車旅の様子はサイトマップからご覧いただけます。


テカポ湖より110km、今回はマウントクック国立公園を目指します。 相変わらず、山の近くの町にはあまり大きなスーパーマーケットがないので、 山での滞在分の食料を買い込みさらに重たい自転車で山の村へ。 途中プカキ湖にあるアルパインサーモンに寄り道して、 サーモンのSashimiを食べてみる。この辺りはサーモンの養殖も盛んで、いただいたSashimiはすごく脂がのっていて旨い、疲れた体にエナジーチャージされた。 そこから湖沿いを山に向かって走り陽が落ちる前に、マウントクック国立公園に入りDOCのキャンプサイトに到着。 この夜は新月で、今までに見たこともない星空が見れた。こんなにも星の数があり空一面、ただただ綺麗であった。 1日目は、フッカーヴァレートラックを歩く。 キャンプサイトから道が続いており三本の吊り橋を越えると氷河が溶けてできた氷河湖フッカーレイクまでのトランピング。 道のりはほぼ平坦で歩きやすく、日中だとすごい人だが朝方だったので気持ち良く歩けた。 湖には、氷河が崩れた氷塊、氷河のかけらが流れ着き触れてみたり。 と僕らが生まれてくる前に出来たものに直接触れ、感慨深くもっと大きな時間軸がそこには存在し、その感覚が冷たいかけらから伝わってきた。