夏時間開始 デイライトセービングの歴史

今週末25日からデイライトセービングといって夏の間日が高くなるので、明るい時間を有効に使おうということで25日の2AMに時間を一時間早めます。ニュージーランド国内のアナログ時計は皆で一時間早めるんですね、一斉にです。

ということで日本との時差は現在3時間ですが、25日から4時間になります。ニュージーの夏は夜の8時くらいまで日が昇っていて、明るいので、仕事が終わってからのんびり自分お時間を持てるんですよね!ただうっかり1時間変わっていることを忘れてしまうと、26日の月曜日に7時に起きたつもりが、8時!なんてこともあり得ます。一時間睡眠時間を奪われてしまうんですね。。ま、その分早く寝ればいいのですが。

 

デイライトセービングの歴史

 

ニュージーランドには、独自の法律があります。夏時間を有効に使おうというThe Time Act / デイライト・セービングです。毎年9月-4月(ニュージーランドの夏)の間は、夜の時間を有効に使おうと時計を一斉に一時間ずらします。今年は、9月25日がその日で、その日の夜2時に時計の針を一時間早め、午前3時にして”夏時間”にします。そして来年4月の始めの日曜日に一斉に一時間戻して、”冬時間”に戻すんです。

 

その起源は興味深く、1895年に昆虫学者で天文学者だったGeorge Hudsonさんにより提唱されました。しかし相手にされず一蹴されたそうです。その後も提唱者はいましたが法律にはなりませんでした。

 

 

1926年国会議員Thomas Sideyさんの当時の主張:

夏の間のエクストラ・アワーは特に、屋内で働く労働者や、コミュニティ全体にとても大切な時間となる。その一時間でゲームをしたり、庭仕事をしたりとすべての活動に充てることができ、経済的利益は見過ごすことができない。節電にもつながるだろう。

素晴らしい!!けど、時計を人間に合わせるという考えは、常識を覆しますよね。

 

 

ところが、1927年この主張が通りSummer Time 法が成立し施行されました。その後、1974年に現在のDaylight Savingとなり、国民調査でも76%の支持を受け継続されてきました。期間の長さの調節がありながら、2006年に新たに期間を9月の最後の週の日曜日から4月の一番初めの週の日曜日の間、Daylight Savingとして一時間時計を早める法律となり、国民の習慣となっています。

 

ニュージーランドの夏は、日が長いことと、この人たちのおかげで、午後9時ころまで明るいんです。なので学校が終わって、仕事が終わって、みんなと遊びに行ったり、家族の時間を持てたり、自分の時間に充てたりできるんです。人が住みやすい国と言われる大きな要因ですね。

 

これからいい季節が始まります。是非ニュージーに遊びに来て下さい!!

 

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